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国際系の学問のうち、特に語学や文化など、人と人とのつながりを中心として国際社会を捉らえるのが、「国際学(人文系)」になります。現在地球上には60億人もの人が住んでいます。2004年1月現在で日本と国交のある国は191ヵ国になりますが、複数の民族からなる国家の場合、公用語としていくつもの言語が使われていることも珍しくありません。また、宗教や歴史、習俗も国ごとに独自のものを持っています。こうした面を多角的に学びながら相互理解のスキルを高め、現在の国際化社会を考えるのがこの領域になります。
「国際学(人文系)」の学部・学科では、文化の面から国や地域の特徴を探り、異なる文化の相互理解の手法を探求すると同時に、外国の人に日本を理解してもらうために日本の概要や日本文化について学ぶとともに、英語をはじめとする外国語を習得することで外国の人とのコミュニケーション能力を高めていきます。「語学」については英語、フランス語、ドイツ語に加えて、朝鮮語、スペイン語、ロシア語、中国語、タイ語など幅広い言語から選択して学べる大学も多く見受けられ、会話など、コミュニケーションに役立つ科目が豊富に盛り込まれているようです。文化的な分野としては「キリスト教文化学」「西洋美術論」「日本の文学と文化」「アメリカ文化史」というように、宗教や美術を含む、地域や国の文化について研究を行な学ぶ科目が多く開設されています。また「日米文化論」「アジア文化比較論」というような、国や地域の文化比較を行ない、文化面から国の違いを浮き彫りにすることで、国際間の理解を深める試みもなされています。
さらに「対人コミュニケーション論」「インターシップ学」というように、国際的なコミュニケーションの手法や文化を伝達する方法も学びます。
国際学(人文系)が扱うジャンルは、国際社会を「国」ではなく「人」の立場から理解する学問になります。残念ながら、現在国際社会が抱える問題はたくさんあります。こうした問題を、広い視野をもってお互いを理解し、国際人として活躍できる人材を育成することで、問題の解決につなげようというのがこの領域です。日韓関係で両国間には歴史や領土問題があるものの、サッカーワールドカップの共同開催や「韓流ブーム」にみられるように、個人レベルでの相互理解と交流は非常に大切です。そうした意味でもこの分野に寄せられる期待は、これからもさらに高まって行くことでしょう。
なお、国際学(人文系)を学べるのは、主に国際学部の人文系を扱う学科になりますが、大学によっては人文系の学科に同様の内容の学科を開設している場合もあります。語学に関しては、外国語学部や学科で学ぶこともできます。
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