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ギリシャ神殿からニューヨークや東京にそびえ建つ超高層ビルまで、デザイン性に富んだ美しい建物は、いつの時代も人々の関心を集めてきました。そんな建物を設計建築するだけでなく、建物内で使用するさまざま設備や、都市全体の計画など、幅広いジャンルを扱うのが「建築工学」です。たとえば建築物を設計する場合、そこに住む人や使う人が快適に過ごせることはもちろん、長期使用に耐える耐久性や、防火対策などの安全性の確保も不可欠です。さらにデザイン性に優れていることや、経済性なども求められます。
そのため「建築工学」は、「建築史・意匠(デザイン)」「建築構造・材料」「建築環境・設備」「都市計画・建築計画」の4つの分野から成り立ちます。基礎理論を学ぶと同時に、実際に建築物を設計するための技術や実践力も身につけて行きます。
「建築史・意匠(デザイン)」では、各時代ごとの建築の歴史について学んだり、デザイン的にも優れていて暮らしやすい建物や居住空間とはどういうものかを追求したりします。「建築史」「都市史」「環境形成史」「建築論」「デザイン」などの科目が開設されていて、理論だけではなくCADを使った製図実習なども行なわれます。
実際に建物を作るために必要な構造や材料について学ぶのが「建築構造・材料」です。建物をどのような構造にすれば耐久性の問題などをクリアできるかを学ぶ「基礎構造」「構造設計」といった科目や、「鋼構造」「コンクリート構造」というように素材ごとの科目があります。また「保全技術」「地震防災」など、災害対策も重要なテーマになります。「設計論」「環境設計」というような設計の理論も学んだ上で、実際に表現力を培うために、の実習も多数用意されています。製図設計では、小さな建物からマンション、ビルなどの大きな建物までさまざまなテーマに即して、いろいろなタイプの建物を設計します。
「建築環境・設備」では、建物と建物を取り巻く環境との双方から考えて行きますいきます。「音や振動、光や熱の環境」について学んだり、建物内にどのように「空調や給排水設備」を設置したらいいかをの研究するなどがこのジャンルになります。
都市や建物をどのように設計計画していったらすればいいのかを考えるのが「都市計画・建築計画」です。「住宅論」「都市・地域計画」「行政計画」「景観計画」というように、1件1軒の住宅から都市景観までの幅広いテーマを取り扱います。この分野では、見た目の景観がどうであるかということに加え、環境との共生が可能かどうかや、住んでいて快適かどうかということまで、トータルに見て行きますいきます。
建築工学は、主に工学部系に設置されています。またおり、一部の芸術系の大学、学部にも用意されています。
日本では地震や台風などの自然災害が多く、そのためビルにはさまざまな耐震・免震対策などさまざまな対策が取られていますが、こうした「災害に対応できる建造物」の実現は、今後更に期待されていくことでしょう。また、障害のある人でも住みやすいよう設計されていたりや、居住後家族構成や年齢などにあわせて簡単に手を加えられる加えることのできるユニバーサルデザインを取り入れたマンションなど、高齢者やをはじめ誰にとっても暮らしやすい建築物へのニーズも、増えて行くと思われます。このようなさまざまな視点から建物や都市を考える必要性が、今後も求められています。
■ 建築工学に関連する学問
| デザイン | 環境(工学系) |
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