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「地理学」とは、地表上の現象と人間との関係について研究する学問です。「地理学」は、集落や人口分布、土地利用、産業など、人間が形成した地表上の現象からアプローチする「人文地理学」と、地形や気象など、自然現象からアプローチする「自然地理学」に大きく分かれます。
具体的には、「自然地理学」では、地形、気候、土壌、水文(河川・湖沼・地下水・雪氷や水循環)などについて研究します。このうち、地形学は、地球科学がマグマやマントル、プレートなど地球内部の変化を研究するのに対し、自然地理学では人が生活する地表に現れた地形を主な研究対象とします。また気候学は、地球科学の一分野である気象学が大気の現象を地球規模で研究するのに対し、自然地理学では地表から観測する大気の状態からアプローチします。
土壌学では、たとえば過去に堆積した土壌を解析することで、当時の人間の活動を推測したり、現在の土地利用を考えます。水文学については、水は、飲料水や生活用水、産業用水、水運等、人間の生活になくてはならないものですから、地理学の大切な研究領域のひとつです。
「自然地理学」も「人文地理学」と同様、さまざまな学問と関連の深い学際的な学問です。地球科学や気象学の隣接分野であることはすでに述べた通りです。たとえば地震は、地球の内部構造の動きによって説明されると同時に、地表近くの活断層が影響して起こるものもありますので、地震学は自然地理、地球科学、他の学問を含めた学際的な研究領域です。また、古気象の研究は歴史学と関連するなど、いろいろな学問と意外なつながりがあります。
また、人類は、誕生してからというもの常に自然との対話の中で暮らしてきました。しかし今、私たちは自然から「地球環境問題」という人類の存続に関わる問題をつきつけられています。自然地理学は、常に「自然」を人間との関わりから読み解いてきた学問として、地球環境問題への貢献を期待されています。
■ 自然地理に関連する学問
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