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■ 国際学

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現在地球では、60億人を超える人々が生活しています。日本が承認している国の数は2004年1月現在で191ヵ国となっていますが、実際にはそれ以上の数の国家が存在しています。国際社会を見ると、さまざまな地域が問題を抱えています。紛争や戦争、人口増大と食糧危機、自然災害、貧困や政治危機など、多種多様な問題が起きています。
こうした国際社会が抱える諸問題を理解するためには、各国家の性質や民族の特色などを知ることが大切です。そこで、「政治」「法律」「経済」「地理」「歴史」などをベースにしてグローバルな視点で研究し、問題の解決方法を探ったり、よりよい国際社会のあり方を考える学問が「国際学」になります。

社会科学系の国際学の領域としては、まず「国際関係史」「比較文化論」「地球環境論」といった、国際関係の基礎について研究する分野があります。
「国際関係史」では、近代から現在までの国家間の紛争や勢力関係、資本主義国と社会主義国、先進国と発展途上国との関係などを学びます。そして今後、どのように国家同士が関わりを持って行けば協調していくことができるかなども研究します。
国際関係を研究するにあたり、文化に焦点を当てたのが「比較文化論」です。違う地域にある国でも、植民地化や、文化交流などの歴史の中で、似た文化を持つようになったり、宗教が同じだったりすることがあります。こうした流れを明らかにすることで、それぞれの地域ごとの文化の違いを比較して、相互理解を深めるのがこの分野です。
「地球環境論」では、地球温暖化や砂漠化など、現在地球で起こっているさまざまな環境問題を取り上げます。地球という視点からこうした問題について考察し、どのようにすれば各国がお互いの利益を尊重しつつ協調し合って環境問題を解決することができるのかを検討します。

以上のような分野に加え、「国際政治学」「国際法学」「国際経済学」など、政治学や法学、経済学それぞれの学問を国際的な視点から見る研究領域があります。
「国際政治学」では、各国の外交や安全保障政策、国連の役割を研究したり、これからの国際政治のあり方について考えます。地域紛争や政治的な問題の解決方法、国際協力や援助のあり方も研究します。
「国際法学」は、国家間で問題が起こったときに使われる国際法について研究する領域です。国ごとの法的立場や、国際法の仕組み、国家間の条約や協定について学びます。事件が起きたときの犯人の引き渡し方法や、国際間の法的手続きのあり方などを学ぶのもこの領域です。
「国際経済学」では、各国の経済状況や経済政策について学び、先進国と発展途上国との格差や経済援助、多国籍企業のあり方、国境を越えた財やサービスの動き、資本移動、労働力移動といった世界経済の仕組みなどについて研究します。

■ 国際学に関連する学問

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