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■ 考古学

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考古学とは、人類が過去に残したあらゆる“物”の研究を通して、人類の歴史や文化について研究する学問です。歴史学も人類の歴史や文化について研究しますが、歴史学では文字として残った史料を通して研究するのに対し、考古学では物を通して研究するという点で異なります。

また、考古学研究というと、日本では縄文時代や弥生時代の遺跡や土器、世界ではエジプトのピラミッドやミイラとその副葬品などがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。そして、歴史学より考古学の方が古い時代を扱うという印象もあるかもしれません。確かに時代が遡れば遡るほど文献資料は少なくなりますので、歴史学ではなく考古学から歴史が解明される部分が大きいかもしれません。しかし、考古学は古い時代に限らず、日本で言えば鎌倉時代や江戸時代、さらには第二次世界大戦時に日本軍が使った洞穴の研究など、新しい時代について考古学的な研究もなされています。

考古学の醍醐味としては、ひとつには物の実証的な研究を通して明らかになった事柄を繋ぎあわせ、誰にもわからない太古の時代の社会や生活を解き明かすというロマンがあるでしょう。また、歴史学がアプローチする史料は、昔は政府や社寺など限られた階層が文字を独占していたため、普通の人々の生活は文献史料に残りにくいという弱点をもっています。そこで考古学で扱う物の研究を通して、文字として記録に残らなかった人々の社会や生活を浮かび上がらせるという役割も担っています。

研究の方法としては、その第一歩ややはり発掘でしょう。過去の遺跡を発掘するところから考古学は始まり、そして出土した遺構や遺物について、地層や形などの特徴、先行研究との比較などを通して時代を確定します。発掘や年代測定、素材の分析にあたっては、科学や技術の成果も取り入られています。そこから“物”が語る時代のメッセージを読み取り、繋ぎあわせ、時代の姿が次第に明らかになっていくのです 。

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