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初学者のための新・建築構造入門
自分自身の著作を紹介して恐縮であるが、売り上げを伸ばしたいためではない。この本は、前著『初学者のための建築構造入門』のときから、多数の読者の支持を得ており、新版と合わせてこの分野としては非常に大きな数の出版数を誇っている。
本書は、近年の耐震偽装問題等で大きく注目された建築構造について、その意味や位置づけを解説したものであり、構造を学ぶ上での“準備体操”という役割を担っている。構造力学と構造設計のかかわり、構造設計の考え方・あり方など構造の基本事項を平易な文章で解説している。構造設計が建築設計全体の中で占める役割から始まり、構造力学が構造設計の中で果たす役割、どのような荷重を想定して設計が行われるのか、地震に抵抗するためにどの程度の地震力を考えておく必要があるかなどに触れている。建築学全体が文科系的色彩をもつことも意識したこともあって、数式はほとんど用いずに、直観的に理解させようという意識で執筆されている。
本書を読み終えると、構造への見通しがぐっとよくなり、構造設計がどのように行われるか多少なりとも理解できるはずである。
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