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新・核融合への挑戦―いよいよ核融合実験炉へ (ブルーバックス)
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新・核融合への挑戦―いよいよ核融合実験炉へ
本書は、約30年前に吉川庄一氏によって書かれた「核融合への挑戦」(ブルーバックス)の続編である。前著では核融合が夢のエネルギー源として描かれており、現在の核融合研究者の多くも、このブルーバックス本に触発されて核融合界に足を踏み入れたと言っても過言ではない。核融合研究はこの30年間で長足の進歩を遂げ、「夢から実現」へ向けて着々と発展してきている。核融合炉では太陽より温度の高い、約1億度の超高温プラズマを生成・制御しなければならないが、すでに5億度を超えるプラズマの生成に成功している。しかも世界最高記録は日本の臨界プラズマ実験装置 JT-60で達成されたものであり、ギネスブックにも登録されている。次はいよいよ核融合炉心プラズマの実現と核融合発電に必要な工学技術の実証である。その第一歩として、国際熱核融合実験炉ITER計画が平成18年からスタートした。
ところでどんな物質も温度を上げると、固体・液体・気体と変化し、気体では原子や分子が自由に運動している状態となる。これをさらに高温(一般的には数千度以上)にすると、原子核のまわりを廻っていた電子までもが自由な運動をするようになる。 このように原子を構成する原子核と電子がバラバラに運動している状態を「プラズマ」と呼ぶ。従って、プラズマとは物質の第四の状態である。本書では、1億度を超える高温のプラズマをどのように生成し、安定に制御するかを判りやすく解説している。
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