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コミュニケーションの日本語
「自分の意見を相手に誤解のないように伝えたい」「相手と円滑に付き合いたい」、誰もがそう願いますよね。でも、なかなかうまくいかず、言葉と態度がしっくり来なかったり、相手のことを気にかけたつもりが、気分を損ねてしまったり。書店には、「正しい日本語」について書かれた本が並んでいますが、言葉の正しさだけではコミュニケーションはうまくいきません。では、他にどんなものが関わっているのか。
この本は,身振りや表情なども含めた、表現行為全体から言葉について考えていきます。著者は、まず、ことばを使うときに、相手にどのような配慮を払うのかを取り上げます。コミュニケーションのきっかけとなる挨拶や身振りや表情など、話し手側の行動と配慮について説明するだけでなく、相づちや応答など、聞き手側の行為にまで話が及びます。コミュニケーションは、話し手と聞き手との共同作業であることを再確認することでしょう。
よく似た表現のニュアンスと場面での使い分けや、敬語のふさわしい使い方(「正しい」敬語の使い方ではなく、「『場』や『人間関係』を配慮した『言葉の装い』として」の敬語です)など、読んだらすぐに実践してみたくなる話題も豊富です。
自分のことばと行為を見つめなおし、総合的に考える、言葉の世界を広げてくれる一冊です。
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