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日本語不思議図鑑
私たちがことばを使うとき、似たことばでも使われ方が違っていたり、同じ言葉でも違う状況が表現されたりします。よく考えるとおかしいのではないかと感じられる表現もあるかも知れません。この本は,そのような一見不思議に思える表現について、20問のクイズ形式で説明しています。
入門書と言いながら説明や具体例が難しい本も少なくありませんが、この本は、ゴルフや釣りの雑誌、マンガ、落語など、身近な例が挙げられ、高校生にも読みやすい文体で書かれています。また、1つ1つ、話が独立していますので、気になるところだけ読んでみるということもできます(でも、面白くなって、全部読んでしまうと思いますが)。
著者は、一見誤用と思われる表現でも、その表現が生み出されるのにはそれぞれに理由があることを教えてくれます。私たちは、つい「表現のしかたは1つに決まっている」「正しいものは1つだけだ」と思いがちですが、この本を読んでいくうちに、筆者の「答えを1つに決め付けないで、そう表現した背景にはどのような意図があったのか、考えてみましょうよ」と話しかけている声が聞こえてくるのではないでしょうか。
ことばを考える方法を知りたいけれど、難しい本を読むと頭が痛くなったり、めまいがするという人にお勧めです。面白くて読みやすく、言語を研究するポイントも押さえてある本です。
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