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学問理解おすすめ本

■ 水産学

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おさかな栄養学
おさかな栄養学

おさかな栄養学

今でこそ日本人に最も人気のある高級魚マグロだが、江戸時代半ば以前はカツオよりも劣る下等な魚だった。このような記述で始まる本書には、食材としての魚介類の魅力が満載されている。水産学は“とって食べる”ための学問。食べること抜きに水産は語れない。
「魚を食べなきゃ。明日も魚を食べなきゃ!」 本書を読めば誰もがそう感じることだろう。たとえば、肉に比べて魚のたんぱく質がいかに優れているかということ。一見「肥満」とか「ダイエットしなきゃ!」といった言葉を連想させる脂肪でさえも、魚由来のものはむしろ体に良いということ。また、サラダ油漬けのツナ缶とノンオイルのツナ缶は何が違うのか、などなど…。科学的根拠に基づいたわかりやすい説明で、魚介類のもつ栄養パワーの偉大さを訴えている。
欧米では、栄養素のみならず有害物質をも含む魚介類のマイナス面が取りざたされているのも事実である。しかし、「魚を食べる『益』は『害』をはるかに上回る」という巻末での著者らの訴えには、大きな説得力が感じられる。

書評執筆者

先生のお名前 大富 潤 (おおとみ じゅん)
所属 / 役職名 鹿児島大学 水産学部 准教授
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鹿児島大学 水産学部

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