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日本語の歴史
私たちが現在使っている日本語は、昔から同じだったわけではありません。このことは、古典の授業で初めて古文に出会ったときに、すでにお気づきだと思います。では、なぜ、言葉は変わったのでしょうか。
著者は、人々がどのようにして書いたりあるいは話したりしてきたのか、時代を追って話を進めます。そして、各時代でことばの運用に変化をもたらす重要なトピックを取り上げて、実例を交えて解説しています。
書くためには文字が必要です。日本語は中国から文字を輸入しました。日本語と中国語は違いますから、文字をそのまま取り入れたのでは使い勝手がよくありません。日本語を書きやすくためにどのように形を変えるか、固定化する書き言葉と変化を続ける話し言葉の溝をどうやって埋めるかなど、試行錯誤を繰り返してきました。
この本は、現在の日本語に至るまでの道のりを、思想・文化・政治など言語外の変化要因にも触れながら示していきます。読み進めるうちに,それぞれの時代のことばに対する思いが見えてくるでしょう。変化の要因や理由などについて考えながら、日本語の変遷を追う、知の追体験が味わえるでしょう。
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