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マスコミ学・メディア学とは、文字通りマスコミやメディアについて研究する学問です。
マスコミとは、マス・コミュニケーションのことで、新聞・雑誌・テレビなどを通じて一度に大勢の人に情報を伝えることです。
メディアとは「媒介するもの」という意味で、情報の媒介という意味では手振り身振りや個人的にやりとりする手紙などもメディアですが、「マスコミ学・メディア学」と言う場合は、マス・コミュニケーションの媒体としての新聞・雑誌・テレビなどが主な対象です。また、1990年代後半からは、インターネットも主要なマスメディアに加わりました。ちなみに「マルチメディア」とは、文字情報、視覚情報、音声情報など1種類の情報だけでなく、複数の情報を同時にやりとりできるメディアを指します。
また、マスコミ学、メディア学は社会学の1つの研究テーマですが、現代はマスコミ・メディアが社会に及ぼす影響は大きく、マスコミ・メディアに興味をもつ学生も多いことから、マスコミ学科、メディア学科などとして、学部・学科として独立させた大学も多いようです。
マスコミ学、メディア学のアプローチとしては、新聞、テレビ、インターネットなど媒体ごとにその役割や特質を比較・研究したり、日本と外国のマスコミ、マスメディアを比較・研究したり、マスコミ、マスメディアの社会的役割や、問題点を研究するなどがあります。
たとえば社会的役割としては、マスコミ、マスメディアが発達したおかげで、誰もがさまざまな情報を自分で手に入れ、得た情報をもとに自分で判断できることがあります。これは、情報が口頭で伝えられていた時代、手で書き写されていた時代には、情報は一部の権力者の独占物であったことを考えると大きな違いです。さらにインターネットの登場は、誰もが情報を受けとるだけでなく発信することを可能にしました。
問題としては、たとえば情報規制があります。政府が規制によって情報を操作したり、マスメディアが世論や流行を意図的に形成することも可能です。また、報道の自由は非常に大切ですが、マスコミの取材がいきすぎることでプライバシーが侵害されるなど報道被害の問題も起こります。新聞・雑誌への広告、テレビ番組のスポンサーなどへの配慮が記事や番組にどの程度反映されるのかといった問題もあります。
マスコミ学、メディア学で学ぶべきこと、研究すべきことはまだまだあることでしょう。マスコミ学、メディア学を学ぶことは、将来マスコミに関係する仕事に携わりたい人以外にも、マスコミを通して発信された情報をいかに読み解き利用するか、すなわちメディア・リテラシーを身に付ける上でとても大切です。
なお、インターネットやデジタル技術の発達にともない、理科系でも、「メディア学」としてメディアに関わるソフトウエアの開発などを学んだり研究している学部・学科があります。
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