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心理学は、その名の通り人間の心について研究する学問です。しかし、人間の心が複雑なように、心理学の研究もその対象や目的によって分野や研究手法はさまざまです。
たとえば人は、幼児、小学生、高校生、大人、老人、それぞれに特徴的な心の状態の特徴をもっています、この過程を研究する分野を発達心理学といいます。また、人の成長に深く関係している人間の営みに教育があります。この教育に焦点をあてて研究する分野が教育心理学です。社会と心理の関係を考えるのが社会心理学、五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)からインプットされた情報と心の問題を考えるのが知覚心理学です。そして知覚、記憶、学習、思考、言語理解など、人間の知的な情報処理の仕組みを研究するの分野を認知心理学と言います。心の状態のアウトプットが行動ですから、行動から心に迫るのが行動心理学、心の問題で苦しむ人を助ける目的で発達したのが臨床心理学といった具合です。
そして、研究対象によって研究の手法も多様で、社会心理学ではアンケート調査などの社会調査が不可欠ですし、認知心理学は脳の研究と深く関わっています。臨床心理学ではカウンセリングや心理療法を用いますし、動物心理学では動物実験を行います。
心理学科は文学部にあることが多いのですが、研究によっては、理科系かと思うほど、コンピュータを使ったり、実験に明け暮れる毎日を送ることもあります。
また、心理学として私たちになじみ深いのは、テレビや雑誌の心理テストや心の病を癒す臨床心理学でしょう。しかしそれ以外に、商店でどの商品をどこに並べればよく売れるかとか、建物をどう設計すれば災害のときに人は安全に非難できるかなど、心理学の成果は社会のさまざまな場所で活かされています。
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