|
印刷用画面
最も原始的なアニミズムやプレアニミズム、祖霊崇拝や自然崇拝、そして世界三大宗教といわれるキリスト教、仏教、イスラム教、そしてユダヤ教、ヒンドゥー教、シク教、ジャイナ教、ゾロアスター教、儒教、神道、道教、さらに現代のさまざまなカルト教団まで、人間はいつの時代も、地球上のどの地域に住んでいても、宗教をもって生きていました。この、人間や人間社会と切ってもきれない関係にある宗教全般についてあらゆる角度から研究するのが宗教学です。
宗教研究の切り口としては、たとえば各宗教の教義の研究、民俗学とも深く関係する宗教儀礼の研究、宗教教団の研究、人間は宗教に何を求めているのかといった研究、宗教の歴史研究、宗教の比較研究などが挙げられるでしょう。
宗教研究は、人間はなぜ信仰をもつのか? といった、人間の本質に迫る学問であるとともに、異文化理解や他者理解の目を開く窓として、世界各地で異なる宗教を信仰する人同士の紛争が多発する事態を鑑みるにあたっては国際社会を読み解く鍵として、カルト教団問題からは、心の隙間と社会問題を考える手がかりとしてなど、多様な面で“今”を生きる私たちと密接に関わる学問なのです。
なお、特定の宗教への信仰に基づいた価値観をもってその教えを学び、研究する分野は、学問分野としては「宗教学」と区別されます。これら、特定の宗教の教えを学ぶ学問(神学・仏教学・宗学等)は、キリスト教、仏教といった名称の学部学科で学ぶことができます。 それに対し宗教学は、文学部や人文学部の人間社会学科、人文科学科などで学ぶことが多いようです。
宗教学は社会学や心理学、民俗学などとも深く関連する学際的な学問です。従って、大学の学部学科を探す場合も、どういった方面からアプローチしたいかを考えてみるといいでしょう。また、特定の宗教の教義を学び、研究したい人は、仏教系やキリスト系などの大学付設の研究所のサイトも参考にしてください。
■ 宗教学・特定宗教の教義研究に関連する学問
| 心理学 | 外国文学 | 社会学 |
■ 他の分野の学問ナビを読む
|