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久保田淳座談集 心あひの風―いま、古典を読む
古典文学研究の第一人者である久保田淳氏が聞き手となり、秋山虔「古典と私の人生」、ドナルド・キーン「日本文化と古典文学」、俵万智「百人一首―言葉に出会う楽しみ」、金子兜太&佐佐木行綱「日本の恋歌を語る」、丸谷才一「宮のうた、里のうた」、竹西寛子「王朝和歌―心、そして物」、田辺聖子&冷泉貴実子「藤原定家の千年」、岡井隆「〈うた〉、そのレトリックを考える」という実に豪華なメンバーを揃えた座談集。まずは興味を惹かれるタイトルから読み始めるとよいだろう。
「いま、古典を読む」ことの楽しさが、それぞれの関心に応じた切り口からさまざまに語られる。とはいえ、決して「お行儀の良い」座談集などではなく、歌人や作家といった実作サイドの人々が多いため、彼ら自身の文学の営みとも重ねあわせた本音のコメントが読めるのが楽しい。古典文学はこんな風にツッコミを入れながら読んでもいいのか!と目から鱗が落ちるはず。なお、末尾に詩歌索引が付いていて、座談会中で引用された詩歌の出典がわかるようになっている。至れり尽くせりの一冊。
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