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報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか
誰もが北半球のアメリカないしアメリカ合州国が、今、世界で一番軍事的に強くて、一番富を握っている国であることを知っている。そして、この国の圧倒的な人々は英語ないしアメリカンイングリッシュで、世界中どこでも不自由なく自分へのサービスを注文できると思いこんでいる。なぜなら、多くのアメリカ人は、アメリカは残りの世界が追いついて、見習うべきグローバル模範国で、アメリカイコール世界で、世界イコールアメリカを思ってしまっている。こんな高慢な国になっていいのだろうか。
堤さんは、こうしたアメリカ像をイラク戦争に参戦したアメリカ人兵士とマクドナルドやスターバックで待ち合わせ、取材して、なぜ軍隊に入ったのかを突き止めようとする。そこから見えるこの国の実像は世界の富の4分の1を所有しながら、未だ8人に1人が貧困者で、まともな教育と医療サービスを受けられない格差社会である。人々に会って、話を聞いて、ともに考えないと見えてこないアメリカ地域研究書である。
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