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光と電気のからくり―物を熱するとなぜ光るのか?
ものが見えるのは、光が眼に入ってくるからである。では、光はどのようにして発生するのか?光の色は何によってきまるのか?この本は、こんな疑問にやさしく答えてくれる。
内容は、「電気の源は何か」、「電圧と電流」、「磁石とは何か」、「磁場と電場」、「光の源は何か」、「電子のコマ」の項目から成り立つ。光は、物質を構成している原子や分子から発せられるが、原子の世界では、惑星の運動で有名な万有引力は無視できるほどその影響は小さく、その代わりにクーロンの法則によって支配されている。読者は、この事実を知る。さらに、原子の中心にはプラスの電気をもつ核(原子核)があり、その周りをマイナスの電気をもつ電子が運動しているという原子構造を解説する。そして、量子の世界を研究する学問(量子力学)の結論として、原子や分子の中の電子はエネルギーが飛びとびの席に着いているのであり、電子がエネルギーの異なった席にジャンプすることによって光が発生することを教えてくれる。また、光は、電界と磁界が相互に関連しあった電磁波(電波)と本質的に同じであることをやさしく説明している。そして最終章には、電子の持っている「スピン」についても触れている。スピンは、量子力学で登場する難しい概念であるが、コマにたとえると理解しやすい。この「電子のコマ」の性質とおもしろさもわかりやすく解説している。
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