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図解 宇宙と太陽系の不思議を楽しむ本
この本は、長年、日本の宇宙開発に携わった著者が、宇宙の始まりからわれわれ人類の存在までを大きなスケールで図解した本である。「宇宙の始まりの物語」、「銀河と星ぼしの物語」、「太陽系の仲間たちの物語」、「地球の進化の物語」、「生命の誕生と絶滅の物語」、「わたしたちの起源をたどる物語」、「宇宙への先駆けの物語」、「宇宙へ出た人類の物語」というように物語で構成されている。宇宙はビッグバーンに始まり、われわれの知らない物質(暗黒物質)が多く存在し、超新星爆発が起こり、ブラックホールができることも“膨張する”宇宙である。そんな宇宙の小さな部分に太陽系があり、その中に地球が存在する。この地球の進化や生物の進化についても判りやすく解説してある。また、人類が宇宙を探査する方法であるロケットの開発や有人飛行の歴史にも述べてある。今年、冥王星(めいおうせい)が太陽系の9つの惑星から除外されたが、その理由もわかる。惑星の運行は、ケプラーの法則やニュートンの万有引力の法則で説明できるが、宇宙の膨張はアインシュタインの一般相対性理論から始まった。難しい数式を用いないで、宇宙に対する現在の考え方を教えてくれる。
自分と宇宙(すなわち物理学)とのつながりを知る楽しみを与えてくれる本である。コラムも楽しめる。
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