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トコトンやさしい宇宙ロケットの本
宇宙という言葉から連想されるワードに「ロケット」がある。今や宇宙へ向かうスペースシャトルやロケットの打上げは、TVで誰もが目にする身近なものとなった。天気予報の「ひまわり」や「BS放送衛星」は生活の中に入り込んでいる。この本はロケットのすべてについて図や表を多用して描かれていて、まさに「ロケットとは何ぞや」の明快な答えを出してくれるものである。ロケットと人工衛星の歴史、日本のロケットと国産ロケットH-Uの誕生からロケットはなぜ宇宙まで飛べるのか、重い荷物をどうやって運べるのか、スペースシャトルと未来のロケット、そしてロケットのエンジン、構造、軌道の話がぎっしり詰まっている。内容はロケットだけの専門知識だけではない。ところどころにロケット開発に関した著者らしい面白いエピソードが挿入されているし、力学、材料、構造やジャイロの基礎理論なども判り易く書かれていて、基礎的な物理学の勉強にもなる。
これほど気軽に宇宙ロケットのABCを判りやすく教えてくれる本は少ない。高校生や大学生に是非読んでもらいたい本である。
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