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逆説・化学物質―あなたの常識に挑戦する
化学物質というコトバが使用され始めたのはいつの頃からだろうか?化学物質は悪者扱いされることが多いが、これは日本に限ったものではないらしい。
本書「逆説・化学物質」は、日常生活に登場する各種の化合物を取り上げ、よくある誤解を指摘しながら、ユーモラスな語り口で正しい知識へと誘ってくれる。プラスチックと環境問題、アスピリンの効能など、世にまかり通っている常識(実は誤解)とは何なのかを考えさせられる。原因と結果をきちんと結びつけて考える推論、データに基づいた科学的な思考の重要性を再認識させてくれる一冊である。同じ著者と訳者による「化学物質ウラの裏」と「からだと化学物質」も丸善から上梓されており、続編として楽しむことができる。
同様の書として「シュワルツ博士の化学はこんなに面白い」(著者・ジョー・シュワルツ、訳者・栗木さつき、主婦の友社)も推薦したい。現在(2007年1月)品切れなので増刷を願うものだが、図書館で探してでも読む価値がある。こちらも、化合物や化学に関する世間の誤解をユーモラスに訂正してくれる好著だが、異国(アメリカとカナダ)の著者による「逆説――」と「シュワルツ博士の――」で同じ化合物がどう扱われているかを読み比べるのも一興である。
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