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化学ってそういうこと!―夢が広がる分子の世界
まず、書店や図書館で、本書を手にとってパラパラとめくってみてほしい。それだけで、何かが伝わってくるはずだ。「化学とはどのような学問なのか?どのように役立っているのか?全体をざっと見渡したい」というときに、本書は最適の案内役となってくれる。内容が豊富なため、中学や高校の先生の中には、本書を授業のネタ本として利用している方々もいる。
本書「化学ってそういうこと!」は、「化学の役割」「化学の基礎の基礎」「身近な現象の化学」などの7章、日本の化学史、略年表や用語解説などから構成されている。各項目は見開き2ページでまとめられ、気軽にどこからでも読める体裁になっている。一方、各項目が断片的にならないように関連項目も示され、索引と用語集にも一工夫がある。簡潔な文章とフルカラーの美しい図版の数々。化学の全体像を伝えることを目的とした本書は、何よりも分かりやすく、の精神を貫いて編集されている。日本化学会創立125周年記念事業の一環として企画されたこともあり、多くの方々の協力を得て、高度な内容を扱いながらもレベルを落とすことなく平易に解説することに成功している。だからこそ、生き生きとした化学の魅力を伝える貴重な一冊となっているのである。
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