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住まいと住み方
住居学は家政学を構成する領域科学の名称である。住宅という建築物を扱う学問であるため、「住居学はミニ建築学」だと誤解している人や疑問視している人達にも有益な手引き書である。私達の現実の家庭生活は、その行為を行う空間があって初めて成立する。そのことをどのように理解すれば良いのか、家政学の視点から詳しく説明してくれている。住まいの歴史や生活様式、住生活の質や貧困の問題、あるいは将来の国民の住生活の展望も含めた丁寧な解説は、住居学をこれから学ぼうとする人達にとって、その内容や特色を明解に読み取れる好書となっている。
また,本書の冒頭では家政学としての住居学について、学術的な位置づけが国際的な視点も含めて簡潔に解説されており、他の住居学の著書にはみられないしっかりとした学問的理解も学べる。本書を読めば住居学への興味と自信を深めることが出来るであろう。執筆を担当している著者達は、いずれもが当時大学学部で家政学系の住居学の講義と研究を担当していたプロフェッショナル達である。
なお本書は現在、書店で購入することは難しいが、図書館等で探すなどして、住居学に興味のある人は是非一読してもらいたい一冊である。
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