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にっぽんの知恵
理系であれ文系であれ、卓越した発想は重要である。そのためには目から鱗の落ちるような体験が必要である。本書は日常生活の中のさまざまな事柄の本質とそこに秘められた古人の知恵を、対談によって解き明かしたものである。対談のお相手もなかなかの強者揃いで、話の流れは予断を許さない。「缶コーヒーと携帯電話」「カラオケは人々が互いに寛容になる手段」「お歳暮の品に食品が選ばれる理由」などなど、毎回、全く新しい視点から次々に意外な面を看破してゆく議論と筆は痛快そのものである。著者の高田公理さんは、彼の師である梅棹忠夫国立民族学博物館名誉教授の往年の名対談集「日本人の知恵」を意識されているようだ。驚くべき柔軟な発想と指摘、そして、日常生活に対する鋭い観察力など、第一級の知性を多くの学生や社会人に味わっていただきたい。
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