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エセー(全3巻)
著者は16世紀にボルドー市長を務めたが、むしろフランスのモラリスト(「道徳学者」ではなく「人間性の探究者」)として名を残した。「エセー」(essai)は「自由な形式で執筆された思索的な散文」のこと。モンテーニュ自身が確立したジャンルである。哲学的にも重要な著作でデカルトやパスカルにも深い影響を与えた。
この本の思想はじつに多様だが、ヨーロッパ中心の狭い見方を打破した点や、宗教戦争の時代に寛容の精神を説いた点などで知られる。エセーだから、読者は関心を惹かれた話題から他の話題へといわば散歩するように読み進めていい。これを座右に置くことで読書の楽しみが増すことはうけあいだし、人生の見方も深まるかもしれない。
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