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機械系技術者のためのものづくりべからず集105
おじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさんの世代が、戦後の混乱から工業立国「日本」へと導いてくれたのは、まぎれもない事実です。その中で、多くの技術者の経験に基づいて培われてきた多くのノウハウは、「日本」の見えない財産と言えるでしょう。本書は、そういった「ものづくりの現場で役立つノウハウ」を集めている本です。
工業・工科高校で学んだ人たちの中には、「先生の口癖と同じだ!」と感じることもあると思います。「ものづくり」は、単に機械任せで自動的に終わるわけではありません。自動的に生産を行うラインに乗せる前の「試作」の段階では、技術者が五感を使って最良の生産条件を見出しています。また、非常に精密な仕上げを要する製品は、残念ながら、まだ機械任せでは創ることはできず、最後は技術者・職人の手作業に頼らざるを得ないのです。身近に機械技術者の方がおられたら、本書のテーマを題材にして「ものづくり」について意見を交わしてみればどうでしょうか。そこには、数式・理論だけではない直感や感覚が大切で、経験がその進歩を支えてきた「血の通った機械工学」の世界が開けてくると思います。「温故知新」、先人の経験を吸収して、新しいしくみを形にしてください。
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