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セルフメディケーションが日本を救う
私達の健康な生活は何によって保障されているのでしょうか。それは基本的には憲法です。憲法の下で社会保障といわれる制度がありまして、病院へ行くときには健康保険証が使え、またお年寄りの年金支給が出来るのです。こうした国民の生活と健康を支援する財源は何処から得られるのでしょうか。それは税金と国民の積み立て金によります。
しかし、近年、あまりにも大勢の人々が健康保険を使って医療を受け、お年寄りが増えて年金の支給を受けるようになりましたので、社会保障制度そのものが維持できなくなってきました。近い将来、自分の健康は自分で責任をもって維持管理せざるをえない社会が到来するといわれています。これがセルフメデイケーション(自ら薬を探して自らに投与する意)の社会です。ここで、重要な役割を担うのが、皆さんの町にある薬局やドラッグストアです。主役はそこで働く薬剤師です。これからの薬学部で学ぶ学科や実習は、市民や患者さんの健康アドバイザーとして働くための訓練内容に傾斜していきます。
著者は、日米欧の医薬品の流通とコンサルテイングの専門家でして、市民と接する薬剤師の職能の重要性を分かりやすく説明してくれます。薬学を志す方々にとって、将来の職業の内容を前もって察知していれば、大学で学ぶ授業が何の役に立つのかという疑問を抱くことなく安心して勉強できるでしょう。
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