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学問理解おすすめ本

■ 薬学

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死にゆく人と看護―死があるから優しくなれる (ぼんブックス)
死にゆく人と看護―死があるから優しくなれる (ぼんブックス)

死にゆく人と看護―死があるから優しくなれる

20世紀の薬学が、化学と精巧な分析装置の発達に基づいた薬学であったのに対して、21世紀の薬学は、人の体と心の癒しを基盤とする精神的な内面に深く入り込んでいくことになるでしょう。平成18年度に始まった薬学6年制のコア・カリキュラム(学習指導内容)では、全学年を通じてヒューマニズムを学ぶことが義務づけられました。具体的には、人の生と死を考え、医療の担い手としてのこころ構えを培うことが謳われています。
本書は、”看護“を中心に、幅広い医療関係の書物から実話を抜き書きしたスクラップ集です。病院での治療や家庭での看護に明け暮れる一般の人々を対象にしていますが、将来、病棟活動や服薬指導、在宅介護を職業とする薬学志望の方々には一読をお勧めします。
著者は、法学部出身で、カナダへ留学して、航空会社に勤務した方で、ホスピス活動や精神世界の活動を展開された大変ユニークな経歴の人物です。内容は、”死にゆく人の優しさ“、”死から生をみつめる“など八章から構成されていて、全部で125余のエピソードが記載されています。大変に読み易い内容であり、死に直面した患者さんの絶望感と勇気、周りの人への気遣い、医療人の苦悩と献身さ、”生きるとは何か“、”死とは何か“などいっぱい考えさせてくれます。末尾の参考書リストはさらに勉強したいときには大変役立ちます。

書評執筆者

先生のお名前 西田 幹夫 (にしだ みきお)
所属 / 役職名 名城大学 薬学部 教授
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名城大学 薬学部

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