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グローバル化とは何か―文化・経済・政治
「哲人政治」を説いたプラトンや「人間は政治的動物」であると述べたアリストテレスにまでさかのぼれば、政治学は、哲学や歴史学とならぶ長い伝統をもつ。もっとも彼らが対象とした古代ギリシャのポリス(政治という言葉の起源)は、都市国家とも訳されるように、せいぜい人口10万人以下の市民共同体の合意形成の場だった。それも奴隷所有者である男性だけが市民だった。現代政治の中心となるデモクラシー=民主制とは、王制や貴族制とならぶ、そこでの政治のあり方の一つだった。
民主主義の原理は、ホッブス、ロック、ルソーらによって、近代西欧の国民国家の組織原理として再発見され、20世紀には約200の国家という政治単位に広がった。国家と国家の関係を見る国際政治や比較政治も、政治学の一部となった。
それが21世紀には、地球全体を一つの政治体と見なし、その行方を問うグローバル政治学へと展開しようとしている。ガバメント(政府)ばかりでなくガバナンス(統治性)が問題になっている。イギリス・ロンドン経済政治大学(LSE)の政治学者らによる本書は、現代政治学の最先端の問題群を、簡潔に教えてくれる。
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