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まちづくりの中の小売業
マーケティングの理論は、日本中あるいは世界中で商品を売ろうとする「大企業」を念頭において組み立てられています。しかし、世の中で、ものを売ることに携わっているのは、大企業だけではありません。皆さんの周りにある、地域の小売店もまた、ものを売ることに携わっています。
現在、日本の地域小売業は、逆風のなかにあります。多くの商店街で、訪れる人が減り、空き店舗が目立つようになっています。本書は、地域小売業、なかでも商店街が直面している問題を深く掘り下げて分析し、その進むべき道を見いだそうとしています。
本書を読むことで、日本の商店街が直面しているのは、単純に割り切れる問題ではないことがわかります。問題を引き起こしている要因は、多岐にわたります。本書のなかでも、参加と共同、施設整備の功罪、管理の意義、法律や規制の影響といった、幅広いトピックスがとりあげられています。
筆者の石原武政氏は、長年商店街の調査・研究にかかわってきた方です。本質をとらえる鋭い分析と、現場を語る温かい口調が印象的です。
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